リレンザの成分

リレンザの成分・ザナミビルとは?

更新日:2015年08月24日 (公開日:2015年08月24日)

インフルエンザに効果があるとされる医薬品は、それぞれ作用機序が異なります。有効成分や作用機序の違いによって、いくつかのタイプに分かれています。

リレンザの成分・ザナミビル

インフルエンザの治療薬であるリレンザの有効成分は、ザナミビル水和物です。タミフルと同じノイラミニダーゼ阻害薬にあたります。

このザナミビル水和物は、インフルエンザウイルスのなかでもA型、B型に対しての効果が確認されています。ザナミビル水和物の「水和物」というのは、化学用語で水分子を含む物質という意味で、水に溶けやすい性質をもつもののことです。

リレンザの作用

一般に、インフルエンザウイルスというのは、中心にリボ核酸とよばれる物質があり、そのまわりをトゲのようなものが取り巻いている構造をしています。ノイラミニダーゼ阻害薬とは、トゲの種類のひとつに取り付いて、インフルエンザウイルスが増殖できないように作用します。

インフルエンザウイルスの増殖を抑える

ウイルスは宿主となった人間の体内の細胞に入り込んで、その細胞のなかで自身の遺伝子を複製します。十分に複製し終わったところで、細胞内からいっせいに逃げ出し、他の細胞を求めて移動します。しかし、ノイラミニダーゼ阻害薬であるリレンザを投与されることによって、このうちの「他の細胞を求めて移動」する働きができなくなってしまいます。

細胞から離れようとするインフルエンザウイルスを留まらせることで、増殖を抑えこむのです。増殖をやめたインフルエンザウイルスは、体内で活動している免疫細胞の手によって駆逐されていきます。勢力拡大に失敗してしまうため、インフルエンザの症状も改善するのです。