タミフルの使い方

タミフルの使い方は?最適な飲み方

更新日:2015年08月24日 (公開日:2015年08月24日)

抗インフルエンザ薬のタミフルは、カプセルタイプもドライシロップタイプも、有効成分であるオセルタミビルを粉末にしたものを服用します。大人も子どもも服用するのは同じオセルタミビルですが、服用する回数や量に違いはあるのでしょうか?タミフルの正しい飲み方を紹介します。

タミフルの飲み方や使い方

インフルエンザの治療と予防の効果があるタミフル(タミフルカプセル75)は、カプセルタイプの医薬品です。

基本的な使用方法は、かぜ薬や胃薬などと同様です。決まった時間になったら、水やぬるま湯などと一緒に、薬剤が入ったカプセルを口から体内に流し込みます。ただし、タミフルはインフルエンザの治療に用いる場合と予防に用いる場合で、用法や用量が異なります。特に予防に用いる場合は成人と小児でも用法用量が異なる点に注意が必要です。

インフルエンザを治療する場合の飲み方

まずインフルエンザの治療に用いる場合は、成人・小児ともに1回につき1カプセルを服用します。これを1日2回、合計で5日間継続します。多くの患者は、インフルエンザの症状があらわれてから2日(48時間)以内に服用を開始すれば、2~3日で諸症状が改善されます。

改善された場合であっても体内にウイルスは残っていますの、5日分を全て飲み切らなければなりません。

インフルエンザを予防する場合の飲み方

一方、インフルエンザの予防に用いる場合、成人・小児ともに1回につき1カプセルを服用します。1回の服用量は治療時も予防時も同じです。治療時には1日2回飲んでいたのに対して、予防時は1日1回に回数が減ります。

また服用を継続する期間が年齢によって異なります。成人の場合は7日間から10日間、小児の場合は10日間です。予防に用いる場合も、指定された日数分を飲み切らなければ十分な効果が出ません。毎日忘れずに服用しましょう。

なお、タミフルの服用時における「小児」とは、体重が37.5kg以上の子どものことを指しています。日本の小児の体重が37.5kgに達するのは、男女ともに小学校高学年に達した頃です。インフルエンザにかかったときにタミフルのカプセル剤が処方されるようになるのは、だいたいこの年齢からとなります。

タミフルを飲んでもいい年齢は?

タミフルは服用に年齢の制限がある薬です。医師に飲んで良いか相談したうえで利用を始めましょう。

服用の年齢制限は異常行動への措置

タミフルの服用に年齢制限がある理由は、服用した後に異常行動をとる可能性があるからです。異常行動のある年齢は10代に限らず未成年に見られるものの、体が成長してくると保護者では抑えることが難しい、という理由で服用が制限されています。

患者が9歳以下ならタミフルは処方されるものの、最低でも2日間は保護者が容態をみておく必要があるとされています。また20歳をこえていれば、服用しても異常行動はみられなくなるため、服用は問題ないと判断されます。

いくら服用してもいい年齢だったとしても、医師の注意をしっかりと聞き、飲み方などを適切に行う必要があります。薬は適切な方法で飲まないと効果が出ないといったこともあります。インフルエンザの際に利用する薬だからこそ、注意するところがあれば確認しておくとよいです。

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熱が下がったらタミフルをやめてもいいの?

タミフルを服用すると、オセルタミビルの成分は4時間ほどで体内に吸収されます。その後1日ほどで熱が下がりはじめますが、途中でやめることなく最後まで飲み切りましょう。

ネット上などでも散見されるのが「熱が下がればタミフルの服薬を5日間より早くやめても良いか?」という疑問です。実際に、熱が下がったから飲む必要がない、強い薬はなるべく飲みたくない、副作用が怖いなどの理由から、タミフルを飲み残す人もいます。

タミフルは途中でやめずに5日分を飲み切る

しかし症状が改善した後も、体の中の細胞レベルではインフルエンザウイルスの放出は続いています。症状が再度悪化したり、周囲の人々への感染拡大を防ぐ意味でも、処方された5日分をきっちり飲み切ることが重要です。

飲み忘れたら次の服用時間から継続する

万が一飲み忘れに気づいたときは、なるべく早く服用しましょう。飲み忘れたからと言って、一度に2回分を服用してはいけません。体に大きな負担がかかります。次の服用時間が3~4時間程度の場合は、飲み忘れに気づいたときに1回分を服用し、次回の服用分を1回休むようにしましょう。

急激な体温低下は医師に相談する

体が弱かったり、他に病気を抱えている場合、まれに起こる副作用が低体温です。

タミフル自体には解熱作用はありませんが、副作用で低体温になる可能性があります。幼小児がタミフルドライシロップを服用した場合に、体温調節中枢がうまく働かず、低体温になったという例が添付文書にも記載されています。タミフルを服用した後、急激な体温低下がみられた場合は、服用を中止して医師に相談しましょう。