更新日:2017年12月20日 (公開日:2015年08月24日)

タミフルはインフルエンザウイルス感染症の治療に処方される薬です。

インフルエンザウイルスへの感染が疑われるような急な高熱、せき、のどの痛みを感じる場合は、医師の診断を受けた上で処方を開始する必要があります。

治療を目的にタミフルを希望する場合と、予防を目的とする場合の違い、インフルエンザに感染した場合に医療機関を受診する方法などを紹介します。

治療を目的としてタミフルの処方を受ける場合

インフルエンザの治療を目的に処方してもらうには、体調が悪い自身の症状を申告します。また同居の家族などで既にインフルエンザウイルス感染症にかかった人物がいれば、そのことも申し出る必要があります。

タミフルを希望しても処方されない場合もある

インフルエンザウイルス感染症自体は、最終的には自然治癒する病気です。問診などから感染後の症状が軽いと診断された場合には、タミフルが処方されないこともあります。

10歳から19歳の未成年にはタミフルは処方されない

また10歳以上の未成年者に対しては、過去にタミフル服用後の異常行動による転落事故も起きています。このような報告を受け、2007年3月には厚生労働省から、10歳から19歳までの患者に対してタミフルの処方を控える指導が出されています。

インフルエンザウイルスから想定される合併症、過去にかかったことのある病気などから、このままインフルエンザウイルスの増殖が進むと重症化の危険性が高まる、と判断された場合に限ってタミフルは処方されます。

予防を目的としてタミフルの処方を受ける場合

予防のためにタミフルを処方してもらえるのは、65歳以上の高齢者、慢性呼吸器疾患の患者、慢性心疾患の患者、糖尿病などの代謝性疾患患者、腎機能障害のある患者など、インフルエンザにかかってしまうと重い症状がでる危険性のある方です。また、同居の家族などがインフルエンザの診断を受けた場合には、優先的にタミフルの処方を受けることができます。

予防目的のタミフル処方は自由診療

タミフルに健康保険が適用されるのは、自身がインフルエンザウイルスの感染し、治療を目的に処方を受ける場合に限られます。

タミフルを予防のために所持しておきたい場合などは、健康保険の適用される範囲を外れるため、自由診療(全額を自費で負担)として扱われます。全額を負担する場合の支払い目安はいくら位になるのでしょう?

予防でタミフルを購入すると5000円超

タミフル(タミフルカプセル75)の薬価は1カプセル317.9円です。予防を目的にタミフルを服用する場合は、1日1回1カプセルを10日間飲み続けます。10カプセルが必要となるので、単純な薬の価格は3179円です。薬の価格に医療機関ごとの受診費用(初診料など)が加算されるため、合計で5000円から7000円前後がかかると考えられます。

どの病院に行けば良いのか分からない場合は?

インフルエンザにかかった際に受診する医療機関は、普段からかかりつけのクリニックや病院の科目で対応できれば問題ありません。

インフルエンザが疑われる患者に対しては、特別に設けられた診察時間や来院時の入り口を分ける医療機関もあります。自身のウイルスを周囲の患者に感染させないような配慮が必要です。

インフルエンザ問い合わせ窓口

どこの医療機関を受診すればいいかわからない場合は、厚労省が設けた相談窓口を利用しましょう。インフルエンザの流行状況や予防接種の意義、有効性、副反応など、インフルエンザ全般について相談を受け付けています。

平成29年度(2017-2018)
インフルエンザウイルス感染症・予防接種相談窓口
電話:03-5276-9337
受付:午前9時から午後5時まで
休み:土日祝日、年末年始

医療機関によっては事前に予約が必要だったり、インフルエンザ患者を受け入れる特別な用意に時間がかかる場合もあります。問い合わせをせずに直接行ってしまうと、他の一般患者にインフルエンザウイルスが拡大する可能性があるからです。